米ぬか販売はじめました
米ぬかの成分比率と成分表示
チッソ、リン酸、カリを何%含んでいるかということを示したものです。
窒素 (N) 2~2.6(%)
リン酸(P) 4~5 (%)
カリ (K) 1 (%)
例えば10㎏の米ぬかの場合、窒素、リン酸、カリウムが以下のように含まれていることを表します。
窒素 0.2㎏~0.26㎏
リン酸 0.4㎏~0.5㎏
カリ 0.1㎏
肥料袋にもこのように 5:5:5 とか N5 P5 K5 というように表示されています。内容量に対して何%成分が含まれているかを表示したものです。
米ぬかを土に混ぜることで期待できる効果
米ぬかで活性化された微生物は土のミネラルなどを有効化し、米ヌカの成分と合わさって作物の生育を健全にし、病原菌の繁殖を抑え、味・品質を良くする。
出典:米ヌカを使いこなす 農文協編
ミネラルの有効化とは、土壌に含まれるミネラルを微生物の働きにより植物が吸収できるサイズ(1ミクロン以下)まで分解?してくれることを意味します。たぶん。
味、品質が良くなる理由はたくさんあると思うのですが、ミネラルなど微量要素が味や成長に良い影響をもたらしているのではないかと考えます。
米ぬかについて非常に詳しく書いてあるブログ、勉強になります。
米ぬかの効果―作物の窒素吸収を断つjcmswordp.wordpress.com
米ぬかの使い方
米ぬかの使い方は2種類。
- 直接圃場に投入
- 混ぜて堆肥化させてから投入
当社では近くの畜産農家さんから分けていただいた牛糞にモミガラと米ぬかを混ぜて堆肥化させて使用しています。
発酵により堆肥内の温度が上昇して水蒸気が上がっています。
順調に発行が進んでいる証拠。
この自家製堆肥を田んぼや畑に入れて良質な美味しいお米とタマネギを作っています。
米ぬかの保管テストを行いました
下の画像は1年前に米ぬかを販売容器に入れて倉庫で保管してみたものです。
米ぬかはいわゆる 生もの なので品質の劣化が心配なところ。
チェック項目は3つです。
- 虫の発生
- 油分分離、酸化
- 固形化
開封してみると、虫の発生は見られず固形化もしていません。
油分分離および酸化は少し見られます。米ぬかの色が2色に分かれていることから少し油分分離および酸化しているっぽいです。これは保管する際に積み重ねた重さで圧力がかかったためだと思います。手触りはサラサラ。
当社では冬季に袋詰めしたものを低温倉庫で通年保管して販売する予定です。
これにより虫の混入や発生率を下げることができます。
農業資材として販売します
米ぬかの用途は色々あって、料理に使用したり美容のために使用したりとさまざまですが、やはり安全を保障できませんのであくまで農業資材としてお使いください。