カットドレーン導入目的
水田を畑に転換する際、どうしても水捌けが悪い圃場が出てきます。もともと水田ですから保水性が良い構造となっており、排水性は良くありません。
写真の圃場は昨年11月にタマネギを植える予定でしたが、圃場の水捌けが悪いため植え付け機械が入れず、結局植付を断念した場所です。
このような事を回避するため圃場の排水を改善する目的でカットドレーンを導入しました。写真(上)はカットドレーン施工後のです。
数メートル間隔で引いていきます。初めての施工とその語の雨による圃場の様子です。
雨があがり水の捌け具合で効果が確認できると思います。
施工入口がどうしても崩れてしまいます。土質によると思うのですが、、、
土を撤去してみると、穴らしきものが確認できました。水も流れ出ています。しかし入口はとても崩れやすく、土をどけてもまたすぐ崩れる始末。こんなんでいいのでしょうか?すごく心配。カットドレーン自体高価だったので買って損した!なんてことにならなきゃいいけど。
まとめ
後日水捌け具合とか効果を検証して記事掲載します。
注意事項
カットドレーンは、重粘土や泥炭土などでの適用性が高い。使用上の留意点は、1.砂50%以上又は土性(農学会法)S・SLでは使用できず、Lの土壌では耐用期間が短い。2.砂礫層或いは5cmを超える石礫に富む場合、直径5cmを超える埋木がある場合は施工できない。3.穿孔の間隔は2~5mを標準とする。4.主に転換畑、畑、草地で使用する。水田では既設暗渠の補助暗渠として使用する。引用元:農研機構
カットドレーン参考動画
カットドレーンメーカーサイト
参考資料
追記 カットドレーン施工2日後の様子
カットドレーンもソイラーやプラウと同じように圃場が湿った状態で施工するのではなく乾いた状態で施工した方が、亀裂や穴が戻りにくく効果が高いと思われます。当社にはずいぶん昔に購入したサブソイラーしか無かったため今回カットドレーンを導入しました。大型のトラクターで引けるソイラーやプラウをお持ちであれば、同じような排水効果を得られると思います。水田を畑に転換するには排水対策が不可欠です。自分の圃場に会った排水対策をおすすめします。