今年も始まりました苗作り、田植えが終わるまでの約2ヵ月、ハウスを行ったり来たりと苗管理に追われます。
4月10日にハウス搬入した苗
播種時にたっぷり灌水してあるので、ハウスでの初灌水は4月15日。トレイの水が減少し表面が乾き朝露の付き具合をみて初灌水のタイミングを決めます。
ヤンマー密苗の課題 立枯れ病
これはあくまで当社の場合です。とにかく立枯れ病になりやすい。画像は前年のものです。
根の生育が悪く植付が困難で、育苗に日数がかかります。
色々対策してみましたが、効果があるのは
・播種時の潅水量をしっかり確認する。(当社の場合1トレイ/2000ml)
・播種時にダコニール、タチガレエースを散布する
・ハウス搬入後すぐに灌水しない(土の温度が下がるため)
・ある程度苗が大きくなるまでは夜間ハウスを閉めて低温から守る
・毎日根の状態を確認して病気の確認をする。
・それでもダメなら農薬散布。
病気などの障害から復活させるときに重宝しています。
最初の潅水には、水1000L+納豆菌1L+木酢液1Lの混合液。
最初の潅水には、水+納豆菌+木酢液の混合1ri1000ℓに対して納豆菌1ℓ+木酢液1ℓ。
拮抗菌作用で立枯れや根腐れを抑える効果と、木酢液による納豆菌の速やかな増殖を狙っています。
適度に転圧ローラーをかける
密苗の場合は必須ですが、通常苗の場合でも徒長が気になる方は太く短い苗に仕上げるために効果的です。
防水シート
当社の防水シートは特注の1枚モノです。10年目でチラホラ穴が開いてきましたが補修しながら使っています。穴が開く原因は主にネズミの被害です。