青森でお米とタマネギ栽培に取組んでいるマエダライスです。
画像を見て下さい。真ん中から右側の葉先が黄色くなっているのがわかると思います。左側は正常。同じ圃場でこんなにもはっきり症状が分かれるのは珍しいです。
さて原因はなんだろう。違いは左側はマルチを敷いていて右側はマルチなし。
農薬による薬害や病気であればもっと全体的にまたは部分的に症状が現れるはず。
今日種苗メーカーの担当者が来社したので見てもらって一緒に考えました。
仮説として、水切れにより根が土壌から栄養分を吸収できなくなっため土中に肥料成分はあるが肥料切れに陥った。左側はマルチを敷いているため保湿効果が働き水切れには陥らなかった。
これは納得。右側は葉先は枯れているが新芽は正常、確かに肥料切れの症状と似ている。通常の肥料切れの場合左側のマルチを敷いたところの葉も肥料切れの症状があらわれるはずである。そこでマルチとマルチ無しの違いは水分保持かなと。
この仮説が当たっているかどうかは新芽に萎縮とか異常がなければ病気の疑いが晴れます。左側の正常なタマネギの葉が黄色くならなければ土中の肥料不足の疑いも晴れます。
今後経過を観察します。
追記
その後葉先が黄色い状態は改善されました。
病気の兆候も見られず、梅雨時期に入り水分が十分供給されたためかな。