農事組合法人 青森マエダライス

青森でお米、タマネギ、にんにくを栽培しています。

【2025年版】農業の5S活動挑戦と実例、おすすめツール紹介

 

目的

オフシーズンには、春に向けて作業場の効率をさらに高めるために、整理整頓やレイアウト変更を行っています。これは、作業時間の短縮、紛失の防止、そしてスムーズな出し入れを目的としたものです。家族経営の頃は、多少散らかっていても場所を把握できましたが、従業員が増えるとそうはいきません。誰でもモノの場所が分かり、誰でも正しく収納できる仕組みを作ることが重要になってきます。

参考書籍

随分前に購入した本ですが、この本ではトヨタの片付けは単なる整理整頓ではなく、「生産性の向上と効率化を目的とした仕組み」であることが学べます。基本的なステップは5つ。

1 まずは不要なものを捨てる

2 必要なものを使いやすく配置

3 常に掃除し、異常をすぐ発見

4 ルールを作り、良い状態を維持

5 習慣として定着させる

これにそって作業場を改善していきます。

Before

廃材などを利用して棚を設置しているため、収納物と収納スペースのギャップに無駄が生じている。また使用頻度が低いものが利用頻度の高いスペースを占有している状態。

 

After

自作の棚を撤去し、モノタロウで購入した中量ラックを設置。使用頻度の低いモノの置き場所を変更。この後テプラでラベルを作成して見える化を行います。

パンチングボード(有孔ボード)

使用している有孔ボードはAmazonで購入したもの。ツールによって色分けしたかったのお値段高めですがでこちらを選びました。湿気により波打つので4辺に木材を裏打ちして使用しています。写真では測量系ツールと工具系ツールで色分けしています。

パンチングボードは鍵の管理にも役立ちます。農業機械と車輛、そしてスペアキーなど沢山の鍵を管理するのにとても便利。従業員が誤って持帰ることの無いよう注意喚起文を表示して運用しています。

収納ボックス

収納は大雑把に種類ごとにボックスで分類。透明で中が確認できるもので積み重ねも出来るものを使用。価格も安くバリエーションも豊富なので大量に使用しています。電動工具と替え刃をまとめたり、数が多いカッターと替え刃を一緒に入れたりしています。ボックスにはテプラでラベルを付けて分かりやすいよう見える化します。

何もしないとどんどん不用なものが増えてしまい、スペースを圧迫し無駄が増えます。最初から完璧に改善することは難しいので、1年経ったらまた見直してみて改善を繰り返せばどんどん効率の良い作業場になっていくと思います。

買って良かったもの

冬期間使っていない農機具や軽トラックが軒並みバッテリーが上がってしまい、その度に古くて重い充電器を運んでいたけど、これを購入してからは簡単にジャンプスタートが出来て本当に助かっています。
12Vはほぼスタートに成功しますが、24Vはしっかり接続しないとスタートできなかったり、フル充電した状態でないと難しかったりと使い方に癖があります。色々な種類があるので良さそうなものを1台持っていると便利です。

 

使用頻度が高いツールを使いやすい場所で取り扱うために購入。価格も安い。電動ツールとバッテリー、充電器などを1ヶ所で管理できる。出来ればサイドにスプレーホルダーがあればもっと便利。探してみるとあるかもしれない。

 

これは有孔ボードのフック抜け防止のピン。吊り下げたモノを取る時にフックごと抜けてくるストレスを解消してくれるもの。どうせやるならここまで拘りたい。

買い置きしておくと便利な消耗品たち、割ピン・スナップピン・リンチピン等は近所のホームセンターに置いていないので予め準備しておきます。

 

 

この他にもヒューズセットとか、ゴムパッキンのセットとかあるので揃えておくと便利です。

 

 

買って損したもの、使い辛いもの

同じタイプをモノタロウの方が安かったのでで購入。細かく分類できるのはいいけど視認性が悪いので結局引き出しを何度も明けて探すことになる。使い続けていると重さで歪んでくるので引き出しがひっかかる。