今年の田植
今年は約60haの植付を行いますが、残すところあと10haほどになりました。移植が8ha、直播が2haほど。それに合わせて育苗管理もあと少し。
育苗
やはり前半に播種した苗は病気になり生育が停滞。天候による日照不足などもあり仕上りまで日数がかかりました。後半気温が上がるにつれて多少病気気味になっても回復も早く生育も停滞せず順調な仕上がり。
密苗のマニュアルに従い亜リン酸追肥とローラーによる苗踏みを行い根張りを充実させます。とは言え今年分かったのは亜リン酸を追肥してもローラーで苗踏みしても太陽が出なければ根張りは充実しないということ。光合成って大事。
植付から最大分けつ、中干までが勝負。速やかに活着し分けつを開始して収穫量の増加を図りたい。そのため当社では植付前日、または当日の朝に液肥を苗に散布してから移植しています。吸収させたいのは窒素、亜リン酸、鉄分。今のところボンバルディアを1000倍希釈で散布しています。500倍でもいいかも。その辺はちょっと試してみようと思います。
藻の発生と対策
近年気温の上昇と共に藻の発生による問題が生じてきました。苗に絡みついて葉を倒したり田んぼの中が酸欠状態になりガスが湧いたりとあまり良い事ありません。今のところ水の入れ替えなどで対応していますが、せっかくの除草剤が流れてしまうのであまりやりたくない。調べると初期除草剤に藻の抑制効果がある成分が含まれているものもあるみたいなので来年試してみたいと思います。コメリのメガオスとか。
まとめ
今年は基肥に鶏糞(イセグリーン)を散布できなかったのが痛い。イセグリーンはケイカル配合しているので整粒歩合と食味が格段に違ってくるんです。近くに取扱い店がある方は是非使用してみてください。米以外にも長いも、タマネギでも食味が良くなるので野菜類にも効果が期待できます。