湛水型マイコスDDSR栽培への取り組み
はじめに、この記事は青森県東北町地区で節水型乾田直播を今後取り組もうと考えている方の参考になるように、経過や詳細を詳しく記載する予定です。ただし、当社も初めての取り組みなのであくまで経過観察として参考までに読んでいただけると幸いです。
5月15日 播種 75馬力クボタパワクロ+ニプロスリップローラーシーダー
5月15日~16日 初期除草 ラウンドアップ+マーシェット乳剤散布
5月23日 発芽確認
5月30日 出芽確認 ←今ここ
耕起
ロータリー耕起
肥料散布
トラクターによる全面散布、ニプロスリップローラーシーダーにはオプションで側条ユニットを付けられるので来年はそれで施肥する予定。使用した肥料と施肥量は慣行栽培と同じ。
・水稲一発らく省コート 36-5-5
初期除草
理想は、播種してから発芽までの間にラウンドアップ+マーシェットを散布することで新たに芽を出した雑草ごと処理すること。しかし、隣接した田んぼが田植を行ってしまうと農薬ドリフトの懸念があるためタイミングは調整する必要がある。
当社も他の農家さんが田植を行う前に散布を終わらせるため播種後すぐにハイクリブームで散布した。結果やはり稲の発芽に合わせてチラホラ雑草も発生し始めた。
出芽確認
播種から約2週間で土の上にうっすら筋状に苗が出始める。
今後は水を張って通常栽培と同じように収穫まで管理する予定。水を張る前に除草剤を散布するかは検討中。使用するならノミニーか。
鳥害
鳥害対策としてキヒゲンをコーティングしていますが、圃場にはハトが沢山何かをついばんでいます・・・はたしてどの程度被害は抑えられるのでしょうか。
まとめ
この圃場区画はホールクロップサイレージを栽培しています。乾田直播から水を張り管理するやり方で、こことは別の圃場では主食用節水型乾田直播栽培を行う予定です。
今年は何かと雨に悩まされ乾田直播にはスケジュール的に厳しいシーズンです。6月に入ってからの節水型直播がどのように生育が進むのかは不明なので心配ですが、今後参考までに記録を付けていきたいと思います。
追記
こちらの圃場は当初水を貯めて栽培する予定でしたが、水を張らずに雨水と走水だけで栽培する節水型に変更しました。