タマネギ温風乾燥 

青森でお米とタマネギ栽培に取組んでいるマエダライスです。

タマネギの乾燥について、今年はシート温風乾燥方式と取り入れ、「空っ風君」 | TOMTEN を導入しました。

 

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とりあえずカタログを見ながら設置したのがこちらの画像。
この状態で5日ほど、25℃程度で乾燥を行っていましたがメーカー担当者にチェックしてもらったところ色々不備があり、このままでは十分効果を発揮できないため設置し直すことになりました。

 

設置に不備があると乾燥不十分

見た目は十分に乾燥が行き届いているように見えましたが、タマネギの間を十分空気が通っていなかったため掘り進んでみると真ん中は乾燥不十分…

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スチールコンテナは満杯にする、そうでなければストレッチフィルムを巻いて空気の通り道を調整する。

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当初我々は通気性の事を考えてスチールコンテナ7分目ぐらいまでしか詰め込んでいませんでしたが、逆に空気がタマネギの間を通らないため基本はスチール一杯にタマネギを入れる。そうでなければ画像のように隙間を塞ぐためにストレッチフィルムを巻いてタマネギの間に空気の流れ道を作るようにする。

 

コンテナは隙間の無いよう設置する

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向きを揃え、縦横合わせて隙間なくコンテナを設置し最適な空気の流れを作る。
予めラインを引いて導線を作っておくと作業効率が上がります。

 

シートが風でめくれ上がらないよう補修する

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シートが風でめくれたり隙間ができる様ならマスキングテープなどで貼り抑えれば効率アップ。

 

あとは温度設定と風量を調節して終了。

再設置後1日で中央部分の乾燥不十分な箇所はすっかり乾いていました。すごい!

夜遅くまで一緒に作業して頂いたメーカー担当者の方には頭が下がります。
確認してよかった!あのまま知らずに乾燥を続けていたら腐敗や病気が発生していたかも。濡れていたコンテナ中央部分の乾燥不十分な箇所も中までしっかり風が通ったことにより十分乾いていました。

 

まとめ

昨年は梅雨明けが遅く乾燥までに時間がかかり、腐敗球が発生していましたが、今年は「空っ風君」 | TOMTEN導入により従来より早く乾燥が終わりそうです。少しでも早く出荷作業を行いたい我々としては導入してよかったと思います。まずは導入レビューでした。