お徳用米の販売準備を進めています
こんばんは、ここ2,3日雨続きで収穫作業がストップしているマエダライスです。
11月までに収穫作業は終わるのでしょうか、ちょっと心配になってきました。
さて、今年はお徳用米の販売を再開することに決めました。
お徳用米とはいわゆる低価格米のことです。どこも各社オリジナル商品をそろえていますが当店ではお徳用米がこれに当たります。
原料は自社圃場で収穫された規格外のお米を再調整したものを使用します。
再調整ってなに?規格外米ってなに?
通常お米は1.9mmのフルイにかけられ選別されます。(青森県の場合)
1.9mm以上の粒は製品として出荷され、1.9mm以下のものは規格外米として出荷されます。 再調整とはこの1.9mm以下のお米をさらに1.85mmのフルイににかけ選別することを言います。その後ヤケ米、着色米を除去し品質を上げる作業です。
写真の右側が調整前、左側が再調整したものです。
お徳用米の原料は?
低価格米であるお徳用米の原料はこの1.9mm以下、1.85mm以上の粒をベースに、試食をかさねて設計していきます。たとえば食感が物足りない場合は平成29年産のまっしぐらやつがるロマンをブレンドして歯ごたえを出したり。
たまにお客様に、外国のお米を混ぜているから安いのでは?と言われることがありますが、外国のお米を取り扱えるのはかなり大きな米卸問屋ぐらいです。末端の我々が手に入れることはまず無理なので当店では使用していません。
古いお米を混ぜているのでは?
収穫から1年経過したお米でも保管状況によっては品質の低下がほとんどない状態です。当店でも低温倉庫で通年12℃の状態で保管しているため品質の良い状態を保っています。低温倉庫の種類にもよりますが湿度コントロールが無いと2年目以降はちょっと水分が飛んでしまいパサパサになることがあるので注意です。
結論として状態の良い古いお米は低価格米の原料として使用することが可能です。食感に歯ごたえを加えるため、食味を上げるためなどの目的で使われます。ただ原料原価が高いためブレンドする量は限られます。
カレー屋さん、お寿司やさん等は新米を嫌い1年経過した古いお米を好みます。新米の
やわらかい感触、粘りが無いお米の方が使い勝手が良いようです。
まだ再調整の作業中です、、、
販売はもう少し先になります。
再調整を行って原料を作り、試食を行い、何度かブレンド比率を変えてテストを行います。
販売価格について
Yahooショッピングにて、白米24㎏ 税込、送料込みで6,980円を予定しております。
店頭販売価格はこれよりもう少し安くなります。
発売の準備が整うまで今しばらくお待ちください。